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ベルゲン通信 |
2004 3月号
平成16年2月24日発行
読む楽しみは一生
最年少ダブル受賞で話題の芥川賞の作品を掲載した雑誌は普段の2倍を刷っても完売だとか。話題の作品はどうもすぐには読む気にならない“あまのじゃく”の私はまだ読んでいません。そのうち単行本がブックオフに並ぶようになったら読んでみようかなと思っています。でも同じ話題の本でも「なかなか手に入らない」「今すぐ手元に置いておきたい」となると話は別です。「13歳のハローワーク」や「14才からの哲学」はそういう本です。自分で買うにはちょっと高価だったり、注文しないと手に入らなかったりする本なので、みんなが(あるいは保護者の方も)手にとってパラパラとめくれるように塾においてあります。
ところで、最近国語を教えている時に気になることがあります。これまでは「物語文」なら読みとるのは簡単だけど「説明文」は面倒くさくておもしろくないからイヤだなという人が多かったのですが、ここのところその反対の人が増えているように感じます。物語の主人公の気持ちになってその場面に身をおいてわくわくしながら読み進むという経験に乏しいのでしょうか。確かに学校の教科書も塾のテキストも作品の一部だけを持ってきて“さあこの一部分だけから読み取れることを答えろ”みたいな乱暴なところがあります。しかし「物語文」の苦手な人たちは、そのわずかな一部だけも「通して読む」ことをしません。質問に対応した箇所だけを拾い読みしているようにも見受けられます。やはりこれまで「読む楽しさ」を知らずにきたのかなと思います。楽しさを知れば他の本も読んでみたくなります。読んだ本が増えてくれば言葉の世界も広がり読むスピードも速くなってきます。ここで保護者の方に「どんな本を読ませたらいいのですか」と聞かれそうですがそれには答えられません。なぜなら自分で読んでみなければ自分のお気に入りの本を見つけることはできないからです。でもとっておきの情報をひとつ・・・「100円shopダイソー文庫」の宮沢賢治や夏目漱石などのシリーズはお得です。しかも大きめの文字で難しい言葉には注釈つき!