ベルゲン通信

        2005 4

平成1742日発行

 

バッテリーを組むなら…

本屋さんに平積みされていた「バッテリー」という文庫本をなにげなく手にとって立ち読みしたとたんにハマってしまいました。さっそく文庫化されている3巻までを買って、ついでに発刊されたばかりというマンガの方の第1巻も入手しました。今この本は塾内で貸し出し予約待ちの人もいる人気です。そういえば以前に野球部のH君が「今、バッテリーっていう本を読んでいるんだ」と話していたことを思い出しました。その後いろいろ聞いてみると普段あまり本を読んだことのないようなタイプの、でも野球が好きという少年たちがみんな読んでいました。ある書評家が「こんなおもしろい本を今まで見過ごしてきたことを反省している」と書いていましたが、私もまったくその通りです。単なる“スポ根”ではなく登場人物ひとり一人の気持ちの動きがよく描けていてどのキャラクターも魅力的です。こどもたちだけではない幅広い読者が存在する理由もわかります。ちなみに著者の「あさのあつこ」さんは子育てが一段落してから本格的に本を書き出した遅咲きの作家。そして偶然にも私と同い年です。(あっ!これで永遠の19歳のはずの歳がバレテしまう。そうです何をかくそう、あのアルフィーの坂崎幸之助さんとも同い年です。)

終わったばかりの春期講習では中学生には理社だけに科目を絞り、理科ではプロジェクターで実験ビデオを見ながら理解を深めるということをやってみましたが、小学生の国語でも今回思い切って次のような内容の授業を行いました。【マンガを読む練習・マンガを説明する練習・道順を説明する練習・動物なりきり作文・辞書のはや引き競争・国語リスニング問題に挑戦・書きことばと話しことば・好きな物語やマンガの推薦文を書く・一人しりとりギネスブック・算数の問題文を分解してみる・ちょっとカッコイイ言い方…慣用句・昔の人はエライもんだ…ことわざ】

マンガを読む練習というと「え〜本当にマンガなの?」という声が上がりましたが、その後の文章を書く作業では普段とは見違えるほど夢中になって取り組んでいました。授業を通じて使った原稿用紙は一人あたり10枚近くになりました。もしみんなの中から(遅咲きでも)作家になる人が現れたらこれは本当にうれしい。そしたら私は早速バッテリーを組んで出版社に売り込みに行きます!    ホームへもどる