ベルゲン通信

        2005 6

平成1761日発行

 

その目を世界に向けてください

6月20日は国連の定めた「世界難民の日」。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が日本でも様々な告知活動をしています。皆さんにはあまりなじみがないかもしれませんが、元の弁務官である緒方貞子さんはご存知の方も多いと思います。今、世界にはアフガニスタン・ブルンジ・イラク・スーダン・ソマリアなどの出身国の難民が約2110万人いて、その約半数は18歳未満の子どもたちです。難民になった子どもは家族がそろって住む家もありません。また、家族をなくしたり、離ればなれになった子どももいます。なかには心や身体に深い傷を負った子どももいます。

ところで、6月19日の「大学短大進学相談会」(主催:千葉学習塾協同組合、後援:千葉県教育委員会)の会場ではUNHCRの登録イベントとして活動を紹介するポスターやパネルを掲示し、資料を配付します。「どうしてそんな活動が大学進学と関係があるの?」と思うかもしれません。実は私たち塾を営む者の願いがあるからです。それは「塾生や卒業生が人生においての重要な通過点である大学を選ぶ時に、真剣なその目を同時に世界にも向けてほしい」ということです。もちろん高校生だけでなく中学生や小学生、また保護者の方にもぜひお越しいただきたいと思っています。国連の軍縮大使を務めた猪口邦子さんは「つくづく感じたのは人間はなんと能力が乏しいのだろうかということ。具体的に自分が経験した以上のことをどうしてもイマジンできない、想像する力がとても弱いのです。しかし対人地雷や小型武器などの被害者の声だけが想像する力の壁を突破させてくれます。この壁が取り払われて初めて人も国も動くのです。」と言っています。

さて修学旅行から帰ってきて覚えているのは「友達と夜中までおしゃべりしたこと」だけかもしれない皆さん。それでもいいんです。人の話に耳を傾けるのは世界に目を向けるはじめの一歩になるかもしれないのだから…。これからもいろいろな場面で心の目を開いてください。そしてついでに勉強にも目を向けていこう!

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