ベルゲン通信

        2005 10

平成17103日発行

 

イ オ ン 復活 !

イオンといってもスーパーのジャスコグルー プではありません。来春からの新しい中学理科の教科書に復活する“イオン”のことです。マスコミでは公民教科書の採択の話題ばかりでつい見過ごされがちで すが、理数系科目の改訂箇所はおおいに注目すべきです。教科書事前公開の折に実物をじっくり見てきましたが、雑誌を見ているようなカラフルさは今年改訂さ れた小学校教科書と同様です。しかし説明している項目としては以前の学習指導要領に近いものにもどっています。イオンは発展的記述の部分で電池に使う水溶 液の性質の説明として触れています。それに伴い周期表も掲載されています。また2分野では遺伝も復活、メンデルという名前もやっと覚えてもらえそうです。 現中学2年生と1年生は途中から教科書が変わるのですからしっかり対応する必要があります。でもここで注意すべき点が2つ。一つは「発展的内容は入試に出 してはいけない」という制限があること、そして2つめは「発展的学習は学校現場で柔軟に対応する」となっていることです。先生によっては教える余裕がない と判断し、生徒自身は「どうせ入試に出ないのならやってもしょうがないや」と思い、結局もとのままになってしまうかもしれません。個人的には「高校で学ぶ 内容への橋渡しとして重要なことだから、むしろ時間をかけて勉強しておくべきではないのか」と化学で苦労している高校生をみていてつくづく思います。数学 の2次方程式における「解の公式」についても同様のことが言えます。「入試に出ない」という点についても「そのものズバリの問題としては出ないが知ってお いた方が断然有利」ということも多いのです。

さてその他の教科についてはどうでしょう。 地理は相変わらず日本の中では「岩手」「福岡」「東京」しか取り上げていません。そんなに一部の地域にだけ詳しくなってもしょうがないのでは…。中2の英 語には「ワンピース」が登場します。“日本アニメ強し”と思ったら、なんと公民には釣りバカ日誌の「ハマちゃん」もいました。どんな感じで出ているかは来 春の教科書を見てのお楽しみ!

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