ベルゲン通信

        2007年 6月 平成1962

 

ダメ、 絶対 !

このタイトルはどこかで目にしたことがありますね。そう、よく駅の中などに貼ってある「青少年向けの薬物禁止キャンペーン」のポスターの標語です。「断じていけませんよ!」という強いメッセージが伝わってきます。

この“絶対”という言葉は広辞苑によれば「決して。断じて。」という意味以外に「他に並ぶもののないこと。他との比較・対立を絶していること。」としても使われるそうです。だから現在の通知票(内申書)のつけかたを絶対評価と呼ぶ訳です。他の生徒と比べることはしないで、本人の学習状況がその教科の目標レベルに達しているかどうかを教科の先生が判断して評価をつけるということです。でもその呼び方にも使い方にも何か違和感があります。基準は何かが伝えられないまま評価されてしまうこと、教科担任によってかなり幅のある評価が下されること、それが高校入試という相対的に合格者を決める場にも使われることなどがどうも納得できませんでした。ところが入学者を選抜する高校の方でも、中学校によって評価の甘い辛いの差が激しく、それが入試の不公平につながることを問題視したようです。そしてついに20年入試からそれを補正する算式が千葉県全体で導入されます。式そのものは簡単です。[X+α−m]Xは受験生の3年間9科目の内申点、それに県教委の定めたα=95という標準値を足して、そこから出身中学の平均内申点mを引きます。つまり5や4を乱発していた甘い評価の中学出身の受験生は入試の内申点を下げられ、反対に辛い中学出身者は上げられるということです。もちろん入試で比重が大きいのは今まで通り内申よりも学力検査なので、これからの努力次第ということに変わりはありません。

もう一つの変更点が国語にリスニング問題が出題されることです。普段、人の話が左の耳から右の耳へ抜けていってる人は絶対絶命の大ピンチ…いやなんだかこの字はおかしくないですか。四字熟語の“ぜったいぜつめい”は『絶体絶命』が正解。絶対評価にダメが出たからといって日頃の学習に手を抜いてはダメですよ、絶対に!  ホームヘもどる