ベルゲン通信

        2007年 7月号  平成19628

 
そうだ、京都…

カラ梅雨ですね。「暑いよ、喉がかわいたよ!」と生徒たちが駆け込んできて塾のウォータークーラーの水をごくごく飲んでいます。もちろんこの水は誰でも飲んでかまいませんよ。三重県の大台ケ原直送のミネラルウォーターだから安心でおいしい水です。

さてこのコップの水に氷を入れてしばらく放置したとします。氷が全部融けたあとコップの水面は上昇しているでしょうか。正解は「変化なし」です。納得いかないかもしれませんが実際にやってみてください。アルキメデスの原理を実感できると思います。これを地球規模で考えた時「地球温暖化で北極の氷が融けると海面が上昇して低い土地にある国が水没してしまう」という考えが誤解だと気がつくでしょう。ではなぜ地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を減らそうということが、これほどまでに注目を集め、今回のサミットでも中心議題となったのでしょうか。本格的な議論は京都での国際会議から始まりました。私は学生時代、京都の中心からちょっと北に離れた宝ヶ池というところに下宿していたのですが、ここに国際会議場がありました。そこで「京都議定書」が採択されたのが1997年。その後もいろいろな議論がありますが、少なくとも人類が化石燃料(石油や石炭)をどんどん使うことが地球温暖化の原因のひとつであることは間違いなさそうです。氷の話でも、山岳氷河が融けだして海に流れ込めば今度は海面上昇につながります。詳しいことは今月発売の科学雑誌ニュートンを読んでみてください。

今年の夏からエアコンを設置する公立高校が増えます。勉強環境は暑いより涼しい方が良いのですが、年々厳しくなる暑さをしのぐためにエアコンに頼ることがまた温暖化の原因となっていきます。せめて各自ができるエネルギーの無駄遣い防止を考えたいもの。塾のエアコンの温度設定を勝手に18℃に変えてしまうM君。「そうだ、京都…」ともっと広い視野で考えてください。それに“そんなに冷やして体調を崩さないの?”と心配になります。夏期講習には今年も地球に優しい“ベルゲンうちわ”を持ってきてください! ホームにもどる