ベルゲン通信  2007年11月号  

2007年(平成19年)11月1日 
                 元気もらいました。

夕方まだ授業が始まる前、塾のガラスをトントンとたたく音に気づいてふと目を上げると卒業生のWさんがニコニコしながら立っていました。高校の修学旅行前日で早帰りのついでに寄ってくれたのです。他の卒業生の近況を聞いたり、修学旅行で行く京都においしいラーメン屋があることを教えてあげたりしました。また高2のK君が進路選択の相談のためにひょっこり現れたり、高3のYさんが大学のAO入試合格の報告に来たりしました。卒業生のみんながこうやって時々顔を見せてくれるとなんだか元気になります。

最近の入塾生でも、入塾後の定期テストでいっきに5科計66点アップのTさんや62点アップのNさんがうれしそうに報告してくれるとこちらもうれしくなります。

ルービックキューブの世界大会でチャンピオンになった北海道釧路高専の16歳には同郷の者として鼻が高い思いですが、その釧路にある私の母校(湖陵高校)の先輩に報道写真家の長倉洋海(ながくら・ひろみ)さんという人がいます。つい最近ミャンマーでの長井さんの悲しい出来事がありましたが、長倉さんも紛争地で生きる人たちを撮り続けてきました。彼が雑誌のインタビューに答えてこんなことを言っています。「200万人の難民がいるキャンプで炎天下に座り込みうなだれた女の子を見かけました。そういう写真を撮りたかったのでチャンスと思って近づくと、その子が顔を上げ私にニコッと笑いかけたのです。全く予想できない反応だったので驚きましたが、後で自分がこの子だったらと考えてみれば、知らない外国の人が写真を撮りにきたら、悲しい表情を見せるより、力を振り絞って大丈夫というところを見せようとするのではないかと…。それからは写真を見た人も元気をもらえるような、紛争地でたくましく生きる人の姿を伝えたいと思うようになりました。」

元気をもらえる物語も紹介しておきましょう。小学生には「くちぶえ番長」(重松清)中学生には「カラフル」(森絵都)高校生には「夜のピクニック」(恩田陸)という3冊の文庫がお薦めです!  ホームにもどる