ガリレオの陰にガリレオあり
月9のドラマ「ガリレオ」を毎週楽しみにしています。東野圭吾さんの原作に登場する、普通の人にはあまりなじみのない科学現象を使ったトリックを目に見える形で示してくれるところが見応え充分ですね。“謎が解けるぞという場面で必ず湯川先生(福山雅治)が数式を解き始めるのはなぜ?”とツッコミたくなりますが…。先日この番組のエンドロールに実験協力・監修として滝川洋二先生の名前があることに気づきました。高校の先生として「ガリレオ工房」という研究会を主宰し、長い間実験を通しての理科教育に力を入れていた方で今は東大の先生です。理科実験に関する本もたくさん出されていて、“おもしろ理科実験”の参考にさせてもらったものもあります。この人の協力があってはじめてこのドラマにリアリティが与えられたのだと思います。
理科の勉強には実験や観察という「自分の手を動かし、自分の目で確かめる」作業を通じてはじめて理解できることがよくあります。この塾でも他の科目は予習中心で進めても理科だけは学校の実験が終わってからの復習を中心にせざるをえません。本当は“おもしろ理科実験”を日々の授業の中に取り入れられたらいいのですが、時間的・空間的にとても無理。そこで、ドラマ「ガリレオ」の舞台になっている京大を卒業しているロザン(吉本興業)が案内役を務める理科実験DVDを利用することにしました。講習等ではプロジェクターを使って授業をしていましたが、要点解説もあるこれなら授業中にポータブルプレーヤーを使って個別に利用することもできます。
ところで、これで理科の力がつくかと思ったら心配なことが発表されました。文科省が実施した理科の実験・観察に関する調査で「実験は好きな人が多い」のに「それをもとに仮説を立てて説明できた人はとても少ない」とのこと。さらにOECDが実施した国際的な学習到達度調査(PISA)では理科の応用力が今までの世界2位から6位に転落ということが判明しました。どうやら弱点は論理立てて考える力やそれを表現する力のようです。まもなく実施される県立千葉中の適性検査でもそういった力が試されるのだと思います。 ホームにもどる