置き換え力
明けましておめでとうございます。
紅白歌合戦で司会の鶴瓶師匠が作詞家「阿久悠」さんのこんな言葉を紹介していました。“何もしなければ道には迷わないけれど、何もしなければ石になってしまう”
今年がみなさんにとって良い年になりますように。
去年は“○○力”という言葉がよく使われました。「老人力」だとか「鈍感力」などの本が良く売れていたようです。でも個人的にはそんなタイトルの本よりも、チャットモンチーという女の子三人組のロックバンドの「生命力」というアルバムが気に入っています。そして今年の塾のキーワードは“置き換え力”を鍛えようです。学習の基本は「置き換えること」によって成り立っています。苦手と思い込んでいるところはたいてい「置き換え」がうまくできないところです。例えば中学になって最初にとまどうのが数学の代入です。文字を数字に置き換えてから計算するには練習が必要です。それができなければ中3で数式を一度他の文字に置き換えてから因数分解する問題は到底無理です。また文章題は日本語を文字や数字にそれぞれ置き換える作業で式が立てられます。ただ、文章をどこで区切るかがポイントになってきます。そして文字を数字に置き換えるということは外国語を日本語に翻訳することにも似ています。英語の長文読解でもスラッシュリーディングといって意味のかたまりごとに斜線(スラッシュ)を入れて前から訳していく方法を冬期講習で伝授しています。さらに古典の読解でも「いとをかし」はvery cuteあるいはvery interestingと英訳した方が現代語訳よりもわかりやすかったりします。社会の国際連合のところでもWHOやWTOなどWから始まればworld=世界〜という機関だしIMFやILOなどIから始まればinternational=国際〜という機関です。そんな置き換えポイントに気づけばあまり苦労せずに覚えられます。
そして最も大切なことは相手の立場に自分を“置き換えて”考えてみる、感じてみることではないでしょうか。それが思いやりの出発点だと思います。そんなことができるのは人間だけだと思うから。 ホームにもどる