設計図をかけますか?
公立高校の一般入試が終わりましたが、今年は大変な入試でした。国語にリスニングが導入されて、しかもふたを開けてみればなんと作文とリスニングとの融合問題という形式。幸いにもこの塾の場合は直前予想問題を解いてみた際に似たような形式のものにも取り組んでいたため、それほど驚かずに済んだかもしれません。しかし全科目の合計点平均は例年を大きく下回りそうです。最終的には千葉県教育委員会の発表を待たなければなりませんが、千葉学習塾協同組合加盟の他塾と情報交換をした限りではどの塾の受験生も思ったほど得点できていないようです。理科・社会の点数の伸びが足りないのも原因のひとつと考えられます。例えばどちらの科目も、ある程度の知識があれば4択問題のうち明らかに誤りだと気づくものが例年なら3個すぐに見つかりましたが、今年は2個を見つけられてもより正確な知識がなければ残りの2個から正解を選べませんでした。また数学の作図問題などは問題文から「何を作図すべきなのか」を理解する「読解力」が試されるものでした。おそらく今年はOECD(経済協力開発機構)による国際的な生徒の学習到達度調査であるPISA型の学力を意識して入試問題を作成したのではないでしょうか。
ところで、ベルゲンに設置してある本棚やドアなどはほとんど私の手作りだということはご存知ですね。「組み立てが大変そう」とよく言われますが、実は一番時間がかかるのは設計図を作るまでの段階なのです。自分で組み立てるのに設計図がいるのかと思うでしょうが、これは絶対に必要です。なぜなら完成品のイメージとそこに至るまでの道筋が見えないと行き当たりばったりの作業になってしまい、結局完成しないからです。PISA型の学力とは問題解決型の学力であり、じっくり考えて論理的に検証し見通しを立てることです。材料を集めて加工し組み立てるところは本棚作りと同じ手順かもしれません。
いよいよ今日から新年度が始まります。新中3のみなさんは、まず高校入試合格への設計図をかき始めよう! ホームにもどる