ベルゲン通信 8月号

2008年8月2日

ホームでワーク

夏休みの自由研究で何をしようかと頭を悩ま している人にちょっとアドバイス。今年は「ムペンバ効果」を確かめてみるというのはどうですか?「お湯は水より早く凍る」という単純にして、今話題沸騰の 議論をみなさん自身の手で確かめてみてください。37.6℃と66.5℃の水それぞれ60gを零下25℃の冷凍庫に入れてどちらが早く凍るかを確認したのがNHKの 番組内の実験です。しかし容器の大きさや形、熱伝導率や水の温度によって結果が違ってくるらしいので、工夫の余地はあります。色々な条件で試してみて、も しうまくこの現象を実証できたらスゴイことですよ。何人かで共同研究しても楽しいでしょう。条件を整理しての対照実験であれば「結局この現象は見られな かった」という結論でもいいのです。結果ではなく準備・考察する過程が“研究”といえるからです。

この自由研究のような課題を「めんどうな宿 題」と思うか「ワクワクするイベント」と感じるかによって夏休みの過ごし方も違ってくるはずです。「あぁ〜まだ宿題が終わらないよ…」と憂鬱な気分でいる よりは“ちょっと楽しみなこと”に置き換えてしまいましょう!

実は夏休みに限らず、普段の宿題でも「とに かく宿題と名のつくものはやりたくない」と考えている人が増えている気がします。それはまるで宿題のことを家に持ち帰る“残業”のようにとらえているかの ようです。意地になって学校や塾にいる間に済ませてしまおうという人もいます。しかし、宿題をやる本当の意味は家に帰った時にもう一度今日やったことを思 い出すことなのです。この塾ではHWを宿題マークとしていますが、ホームワークのワーク(work)という単語には働くという意味だけでなく「効果をあげる」という意味もあります。昨日までできな かったことが、今日はできている自分を発見する時間なのです。

さて中3は「この夏が勝負」と回りからさん ざん言われてうんざりかもしれません。でも昨日と違う自分を発見できるまたとないチャンスがこの夏たくさん転がっていることを忘れずに!   ホームにもどる